江戸東京暮しと経済
初春
和楽器が奏でる、おめでたい調べ決定盤
上原潤之助・米谷和修・梅屋喜三郎
リスペクトレコード
江戸を愛して愛されて
杉浦日名子 著
河出書房新社 刊
江戸切絵図
池波正太郎 著
新潮社 刊
江戸のくらし 杉浦日名子さん
一つはモノをできるだけ持たない。
家財道具は最小限でよい。
足りない分は借りてきてすますか、別のもので代用するか、ガマンする。
長屋には押し入れもなく、しまいぱなしの家財道具は皆無に等しい。
二つめは、出世をしない。
出世をして地位が高くなるといろいろな余計な付き合いも増えるし、厄介なこと
が多い。身軽に生きたほうがと得である。
「棟梁とだけは呼ばれたくないから、俺はこうやって昼間から酒食らっているんでぇ」
と大工の啖呵がありますが、そんな意気込みですね。出世のために接待ゴルフで家族を放
っぽらかしにするよりも、だんらんを取るわけです。
最後の「ない」は悩まない。
過ぎたことは忘れて悩まない。
翌日に持ち越さない。
常に前向きに、ポジティブに生きる。
渋谷ストーム
2018年9月13日開業
旧渋谷駅南街区
東急電鉄 ホームページ
「常盤橋街区再開発プロジェクト」 2017.04.17
三菱地所 ホームページ
高さ日本一(約390m)の大規模複合再開発
第一弾D棟(下水ポンプ所)新築工事着工
「ざます」「しがし」東京に方言
日経 なんでも調査団 首都圏まるかじり 山の手と下町
「江戸時代の東京は、武家が住む『山の手』と
商人や職人が住む『下町』に大きく分かれていた。
そもそも『江戸』と読んだのは朱引きという幕府が
定めた線の内側で、それ以外はおおむね農村だった」
「古くからの東京の言葉は、旧江戸地域の下町言葉と
山の手言葉の2つの方言にわけられる」
1889年に15区からなる東京市が成立し、主に東側の
日本橋区や京橋区が下町、西側の赤坂区や四谷区
などが山の手の言葉を受け継いだ。
山の手言葉は 「ざます」 などの表現を用い、
江戸時代の上層武家の流をくむ明治時代の中流
階層によって敬語の表現が発達した。下町言葉は
商人らが使い、「ひ」 を発音せず 「し」 に変わる
ことが特徴。例えば、東が「ひがし」ではなく「しがし」
となり、「べらんめえ」口調で話し方もリズミカルだ。
現在でいう江戸っ子のイメージは下町の言葉に
近いとされる。
東京市 15区の主な使い分け
山の手言葉 ・敬語が発達 ・「ざます」口調
本郷区 小石川区 牛込区 四谷区
麹町区 赤坂区 麻布区 芝区
下町言葉 ・「ひ」が「し」になる ・「べらんめえ」口調
本所区 深川区 浅草区 下谷区
神田区 日本橋区 京橋区
銀座線駅、なぜ東急ビルに
日経 なんでも調査団 首都圏まるかじり 東京・渋谷
秘密は同線の成り立ちにある。 銀座線のルーツである
国内最初の地下鉄は1927年に浅草~上野間で
開業した。 東京メトロの前身である東京地下鉄が開業
し、34年には新橋に到達する。 一方、同じ27年に
開業したのが東急の前身である東京横浜電鉄の渋谷駅。
同社役員の五島慶太氏は郊外の片田舎だった渋谷を
一大ターミナルに育てる野望を抱いていた。 「夢実現
のためのに欠かせないと考えていたのが銀座など中心部
へのアクセスだった」
歴史をたどると、地下鉄銀座線の渋谷駅側は五島氏が
敷いた路線。
明治44 (1911) 年8月1日 「東京市電」 が誕生する。
昭和18 (1943) 年7月1日 「都電」 となる。
昭和47 (1972) 年11月12日には、現在の
荒川線の区間を除く全線が廃止された。
東京地下鉄
東京メトロ銀座線 浅草~渋谷
昭和 2 1927.12.30 開業
東京メトロ丸の内線 池袋~荻窪
昭和29 1954.1.20 開業
東京メトロ日比谷線 北千住~中目黒
昭和37 1961.3.28 開業
日本鉄道旅行地図帳 東京
新潮社 刊
江戸・東京の地理と地名
鈴木 理生 著
日本実業出版社 刊
明治11 (1878) 年11月2日、旧江戸
市中の範囲に新しい15の区が誕生した。
〇麹町区
〇神田区
〇日本橋区
〇京橋区
〇芝 区
〇麻布区
〇赤坂区
〇四谷区
〇牛込区
〇小石川区
〇本郷区
〇下谷区
〇浅草区
〇本所区
〇深川区
なお、明治31 (1898) 年からは、これら15区を
管掌する 「東京市」 が東京府のもとにおかれた。
事業名称 :東京都都市計画事業 渋谷駅街区土地区画整理事業
代表者 :東急電鉄株式会社
施工期間 :平成22年度~平成38年度
事業 ホームページ
http://re-shibuya.jp