
日経サイエンス記事 急速な高性能化で用途が拡大
政府の行政刷新会議の事業仕分けで注目を集めたスーパーコンピューター。膨大な計算を瞬く間にこなす。
大量のデータが必要な自動車の衝突実験のシミュレーションや多数のたんぱく質から新薬候補を探す研究
など幅広い分野で活躍し、その性能は国の科学技術を映すといわれる。威力の秘密はドコニアリ、開発競争
はどこへ向かおうとしているのか。
スパコンは、1946年に米国で生まれた当初、主な用途はミサイルの軌道計算など軍事や学術研究だった。
70年代のものも大気や海などの流体を2次元で解析する能力しかなかったが、80年代後半には自動車や
建物など複雑な構造物を3次元解析できるまでになった。 より多く早く計算したいというニーズに応えようと
90年代以降、スパコンの開発競争は一層激化した。最近11年間に最速マシンの計算速度は約1000倍
上がった。毎年2倍近く向上。スパコンはいまでは天気予報から商品開発、基礎科学研究まであらゆる場面
で使われている。 スパコンの計算方式 スパコンが大量の計算を一気に進める方式は2つある。
1つはベルトコンベアーを使った生産ラインのように順次、情報を処理して結果に至るベクトル型。
もう1つは1人の作業員が複数の部品から製品を作り上げるセル生産方式のようにその都度、
その部分の結果を出すスカラー型だ。 ベクトル型は日本が先行していたが、現在は汎用
コンピューターに技術を転用しやすいスカラー型が主流になっている。日本の次世代スパコンは当初、
スカラー型とベクトル型を組み合わせて使う計画だったがスカラー型のみに変更された。
日経17日記事 資金決済法が成立
銀行以外の事業者にも送金業務を開放する 「資金決済に関する法律」 が
17日午前の参院本会議で可決、成立した。
異業種の参入による競争を通じて、送金手数料が下がるなど
消費者の利便性が高まる効果を見込んでいる。
2010年に施行になる見通しだ。
格付け会社への登録制導入などを盛り込んだ改正金融商品取引法も
同日、成立した。
資金決済法は、IT (情報技術)の発達に伴って、国内外でお金を
やり取りする方法が多様化している現状に対する狙いがある。